さて、前回は骨盤回りの押す部分(トリガーポイント)まで書きました。
経験上言えるのは、骨盤回りは頭から腰まで効果があったこの方法が、
ご自身で行う場合はあまり効果がないことが多いです。
それは、筋肉の層が分厚い/広いこと、奥の層(大腰筋や腸骨筋など)
の重要な筋肉には指圧では力が届きにくいことがあります。
そこで代わりに使うのが、ヨガやストレッチのポーズや
何度か出てくる坂戸式メソッドか、
私が通っているジムであるワールドウィングの器具です。
今日はヨガやストレッチのポーズについて書きたいと思います。
ちなみにヨガも10年以上続けていますが、
日本でヨガとして知られているのは、主にポーズと呼吸を組み合わせた
ものですが、ヨガ発祥の地であるインドではこれをハタ・ヨーガといいます。
ほかの種類のヨガもあり、じっと一点を凝視するラージャ・ヨーガや
ひたすら神を讃えるバクティ・ヨーガなど何種類もの修行方法(ヨーガ)
があります。
さて、ポーズですが、足を頭にのせたりするような難易度の
高いハードなポーズではなくて、簡単なものでも効果は十分にあります。
下に挙げたポーズを息をゆっくり吐きながら1分くらい片足ごとに
行えばよいと思います。
ポーズの種類は何十もありますので、入門本を読まれてその中から、
現在のご自身にとってやりやすいポーズ(気持ち良い伸びや痛みを感じるポーズ)
を選んで毎日行うとよいと思います。
繰り返しますが、簡単で基本的なものでも骨盤回りには十分効果があります。
例えば、私は一番下の右側のポーズをとったとき、「ごきっ」と
何かがはまる音が鳴って腰椎の歪みが一つ戻り、腰痛の度合いが減りました。
びっくりするような本当の話です。
これらのポーズもお風呂上りに行われればより効果があると思います。
腰痛対策でもお勧めなのは水泳です。
水泳は全身運動で、それぞれの方のペースと
スキルと体力に合わせて泳ぐと不思議と全身の筋肉と
神経と頭の硬さが取れ、心地良い気だるさが訪れます。
しかも子供から老齢の方まで行え、
更に「腰と膝と足首を痛めずに行え」、
クロールと平泳ぎをすれば日常では
ほとんど動かさない「肩甲骨を動かせる」のも魅力的です。
今日はここまで。続きは次回に。