さて、頭蓋骨のズレや歪みや傷の続きです。
頭蓋骨のちょっとしたズレや傷の大きな負の影響は前回も述べましたが、
今回も補足します。
アンドルー・ワイル 著『癒す心、治る力 自発的治癒とはなにか』に
出てきた非常に優れた手技を発揮するボプ・フルフォード氏は、
どんな症状や病も数秒の「頭部への手技」で治してしまうそうですが、
その方が常々言っていたことは、
「幼少期などの頭部の傷などは全身に影響を及ぼす」でした(抜粋されたその部分の内容http://www.mizuho-s.com/annnahanasi/ak183.htm)。
また、くれぐれも首と頭蓋骨をいじるときには慎重にお願い致します。
施術の時に強引に整えて、された方の体のつながりが壊れ、
最悪半身不随や慢性不調になることがあります。
その内に書くと思いますが、私の自己治療の経験では、
首の1-3頚椎を主になおした後に頭蓋骨のズレ等の手による矯正時、
3日連続で合計10時間以上揉んだ後に、
一気にズレと詰まりがとれ、血流が体感で増加し、
頭を中心に全身で「血が淀んでいた場所=ズレなど」を癒やしましたが、
一気にとったために全身に血流が「どばっ!」と行き渡り、
体中がずっと熱くなり、3日間は心臓がバクバクいって眠れず、7日間は睡眠障害になりました。
正直、「これ(体に)大丈夫かな?」というレベルでした。
さて、次は顎ですが、この部分もご自身で「歪み」を緩めることができます。
因みに私自身の慢性病の一つに
「虫歯がとても多い(ほぼ全ての歯に治療の後か義歯があります)」がありますが、
これは上下の顎の左右方向への大きなズレと辛い時に奥歯を噛みしめる癖とこめかみからくる緊張から来ています。
何しろ、5年以上前は鏡で見ると、
上下の顎を比べると下顎が左に3mm!以上ずれていました。
この「ズレ」の原因は、
乳児期~幼少期、小学校低学年、中学生の思春期などに「大きな負の感情」を抱き続けた時があり、
その時の「歯の強い食いしばり」と「歯ぎしり」が起こり、
それに「くよくよ症」「死にたい病」が脳と視神経に負担をかけ、
更に「激情」が心臓に大きな負担をかけ、
それが左肩甲骨(私の全ての歪みの中で最も強く大きく深い歪み)
→首の左→左顎に伝わったが原因だった思っています。
顎も非常に重要な部分で、「全身の力の起点や支点の一つ」です。
ここの食いしばりやバランスが運動や踏ん張れる力に大きく影響します。
また、部位的に神経・血管・リンパ管なども多く通り、
噛み合わせの具合はそのまま消化の良否に直結します。
運動・消化・血管などの流れに影響を及ぼすとても重要な部位であり、
ここがボロボロだと、生活そのものも覚束なくなると思います。
さて、顎のズレですが、
これもご自身のマッサージである程度は矯正できます。
腕の良い整体師さんは一発で「顎をはめる」事ができますし、
気功師も気を送ることでズレを直し、硬さをとるできます。
ご自身で行う場合、顎も他の部位と同じで
「それを動かしたり覆う筋肉を緩めることで痛みが減ります」。
また、「歯ぎしり」「食いしばり」「それを起こす心理的要因」を減らすために
ヨーガの呼吸や気功体操やカウンセリングを受けるのもお薦めです。
それまでは、歯科に行って「ナイトピース(5千円)」を作ってもらい、
それをはめると歯ぎしりによる摩耗がなくなります。
マッサージのやり方は、以下を参考にしてください。
ポイントは頭と同じで
「周りと比べて痛いところを特に強く揉む」という方法です。
頭と違って、強く押しても問題ないと思います。
経験上、多くの人に特定のポイントは「激痛」が走りますので、
その場合は優しく押せば良いです。
「痛みがなくなるまで繰り返し、何ヶ月も掛けて」行うのが、
自己矯正のポイントです。
・顎の骨格
・顎周辺の筋肉(とても多くて複雑=多くの動きと機能を持っている)
・解す場所の参照(トリガーポイント)
また、次回書きますが、
頚椎のズレや歪みの矯正によっても顎関節は良い状態になります。
因みに、私は頚椎、胸椎、腰椎、骨盤、膝関節の矯正を自身で実行すると、
顎が痛くなり、その度に左顎のズレは減っていきました。
まさに「全身はつながっている」だと思います。
次は首(第一~第七頚椎)について書きたいと思います。